人間、毎日行動していますといろいろな場面に遭遇します。
ゴルフプレーに於いてもマナー&ルールが厳格に言われておりますが、
ゴルフコースに行くのにゴルフシューズを履いてクラブハウスへ?
また、プレー中にたばこを吸いポイ捨てされていることもあります。
同伴プレイヤーが見ていないと思いOBボールを動かして、打っている。
重要な場面、その時の自分の行動、どのようになさっていますか??
ゴルファーはマナー&ルールには忠実に、貴方の品格は⁉人は何となく見ています。
当然ですがいつも品格を持った人間として行動したいモノです。
目 次(タップするとタップした見出しに飛びます)
1.ゴルフには「品格」を持ったプレイヤーで!
「品格」を広辞苑で調べますと
【品格】(ひんかく)
① 物のよしあしの程度。しながら。
② 品位。気品。「―のある女性」。
と記されています。
広辞苑の説明に書かれている、品位と気品を更に調べてみましたら!
【品位】(ひんい) 人に自然にそなわっている人格的価値。
【気品】(きひん) どことなく感じられる上品さ。けだかい品位。
「―のある物腰」
と記されています。
マナーにおいても、”集合時間に遅れる事”はもうマナー以前の問題ですが
交通事情も有りますので早めに到着し、練習場やパター練習場で練習を
したり、コーヒーでも飲みながら時間を調整する余裕が大事です。
ゴルフに於いて、この品格とマナーを疑われるぐらいならまだましですが
”人格”を疑われたらもう取り返しがつきません。
大事な友人を失ったり、商売が出来なくなってしまうこともあります。
2.2017年米女子ゴルフ(LPGA)第1戦3日目の出来事!
米カリフォルニア州で今季メジャー初戦、「ANAインスピレーション」
はミッションヒルズCC(パー72)で行なわれました。
最終ラウンド12番と13番のホール間のプレー途中で、T選手に
4罰打が与えられました。
それは前日の第3ラウンド17番グリーン上でT選手が取った行動です。
ボールをマークして拾い上げた後、元とは違う場所へ戻しプレーした
として、
⇒①誤った位置からのプレーで2打罰、
⇒②過少申告で2打罰、
計4罰打が科されたのです。
これは最終日になってテレビ視聴者からEメールによる指摘があり、
米女子プロゴルフ協会(LPGA)が確認した後、最終ラウンドをプレー
中であったT選手に12番と13番のホール間で伝えられました。
ちなみに、この大会は、Y選手(韓国)が14アンダーで並んだ
T選手(米)とのプレーオフを制しての優勝でした。
前日の4罰打が無ければ、優勝かも!!でした。
3.ゴルフは自分がプレイヤーで有り、自分が審判官!!
1)自打球ボールのプレスやリプレイスの位置は正しい方法で
なぜ、T選手が元の位置に置かずこの様な動作をしたのか?、
どうしたのでしょう?? T選手に何か魔が差したのでしょうか?
一番行ってはいけないルール上の違反、”誤所からのプレー”
それも、お手本とならなければならないプロの選手!!、がです。
よく分かりませんがプレーをする人は絶対してはいけない動作、
行動ではないでしょうか。
ましてや!、ギャラリーが見ている中での所作ですよね?
《ボールマーカーを使いボール後方にマーカーを置き、マークをして
拾い上げる。
ボールを戻す時は置いてあるマーカーを基に元有った位置に戻します》
2)さて、いよいよスタート時間が近づいてきました
ゴルフ場によりプレイヤーのスタート時間は6分間隔や7分、10分間隔と
なっていますのでスタートホールには遅れないように集合します。
プレイヤーはスタート時間10分ほど前になりましたらスタートコースの
テイーイングエリア付近に集合します。
さあ、スタート時間が近づいてきました、とても緊張する時間帯ですね!
練習場での練習や練習グリーンでのパター練習は止め持ち物を
忘れぬようにスタートコースに向かいます。
スタートコースに集合しますと前の組がティショットしていますので
キャデイさんやスタート組の人との会話は慎みます、あるいは
プレイヤーに聞こえない小声で話をしましょう。
スタートの準備は手袋、テイペック3~4本、グリーンマーカー2~3個、
ボール3~4個、グリーン上で使うグリーンフォークをポケットに入れます。
3)スタート時間が来ました、スタートホール前に集合です
スタートホールに着いたら、ティショットを行うクラブを選定し、
手に持って集合です。
同伴プレイヤーとのスタート挨拶を致しましょう。
近くにあるくじ棒を引き棒に1~4のしるしを確認し打順が決ま
ります。
なお、次のホールからの打順決定はこのホールでのスコアの良い
順に打っていきます。
同スコアの場合は前ホールと同じ順番で打っていきます。
4)いよいよスタートです
ティーイングエリア上はショットをするプレイヤーのみが上がります。
他の同伴プレイヤーはティーイングエリア外で静かに待機します。
プレイヤーは前方の組に自打球が届かない距離が来たら、
出来れば1回程の素振りを行い、ティショットを行います。
素振り時はターフ(芝生)を取るのは止めましょう「マナー違反です」。
同伴競技者はプレイヤーに迷惑のかからないように静かにしていましょう。
5)ティショット時のティマーク線上へのティアップ⁉
この場合、“出べそ”は同伴プレイヤーに疑わられますね!。
同伴競技者に嫌われます。
ティアップはティマークラインより10㎝以上は後ろにしましょう。
6)同伴している競技者がボールを打とうとしているとき
他の競技者またはキャデイさんとの会話はやめましょう。
同伴プレイヤーがボールを打つ時は自身もそこに静止し、
動くのを止めましょう。
スイングの妨げになる場所は避けて、プレイヤーの正面か背面で待ち、
動くのは止めます。
7)ボールを打つ前の素振りについて
プレイヤーはボールを打つ前の素振りは1回以内にします、
前の組とあまり離れないようにしましょう。
素振りの時は空振りを行いターフを取ら取らずにスイングをします。
◎注・素振りと空振りは違います。
素振り・・・ボールを打とうとする前の準備スイングで、クラブ
ヘッドの軌道がボールの横を通り、誰が見ても、
明確に素振りだとわかります。
空振り・・・ボールを打つためのスイングは、しっかりとアドレスを取り、
ボールを打つための意志を持ってスイングしているのが
周囲からもわかるので、ボールに当たらなかったら、
素振りではなく空振り(1打罰)と申告しましょう。
出来れば、素振りを行う時はボールから離れて行う事が大事です。
8)ボールを打ち終わった後、足早に次打者地点まで進みます
ゴルフにおいてのスロープレーはゴルフマナーでは一番嫌われる所作です。
前の組と1ホールも空けてプレーしていたらその場で退場になっても仕方が
ありません。
前の組のショットを見ながら自身の組の一番飛んでいない人から自打球を
打っていきます。
その為には自身の止まっているボールの次に使うクラブを2~3本持って
自身のボール近くまで足早に進みます(打者の打つボールの危なくない
所まで)。
冬場では最終プレイヤーが日没になって1ラウンド廻れない場合も
有りますので気をつけましょう。
9)バンカー内にボールが止まった時
ボールのある位置を確認し、近くのバンカーレーキを持ってきて
ボールの位置の近いアゴの低い所からレーキを持って入ります。
打ち終わったらレーキで打った跡とレーキの跡、足跡を入る前の状態にして
レーキで平らに均してからレーキを持ってバンカーから出ます。
レーキは元有った位置に戻しておきます。
10)バンカー内でのクラブソールを土に付けての素振り
バンカー内でのクラブソールが土についたら一罰打のペナルティ、
紛らわしい行動はしないほうが良いのです。
11)グリーン上でのマナーについて
①グリーン上をゴルフシューズで引きずって歩く⁉
グリーン上は足を引きずりながら歩くのは止めましょう。
グリーン上は鏡の面のように真っ直ぐにボールが転がるように
整備されています。
競技者の足跡がライン上に残っているとボールを打った時の
イレギュラーに転がる恐れが出てしまうことを恐れます。
そのような迷惑にならないようにグリーン上を歩く時は
十二分に気をつけて行動をしなければなりません。
同伴競技者のライン上を歩いてしまう、これは厳罰、失格です。
そのためにも、同伴プレイヤーに迷惑になる仕草は行わない
ようにします。
②グリーン上では同伴プレイヤーのライン上は歩かない⁉
グリーン上では同伴競技者のライン上は歩いて踏みつけてはいけません。
どうしても早めに横切りたい場合はそのボールとホールカップを結ぶ
線上は避けて後方部分を迂回しながら横断します。
③グリーン上ではプレイヤーのラインに自身の太陽光影を映さない⁉
グリーン上(他でも!)では同伴競技者がパットをするラインに
自身の太陽光の影が映らない場所で早めに待機します。
どうしても横切りたい場合はそのボールとホールカップを結ぶ
線上は避けて後方部分を迂回しながら足早に横断します。
④グリーン上でのパターラインの読み動作は時間をかけない‼
グリーン上のボールラインの読みはグリーンに近づいた時から
自身のボールとカップの傾斜、左右の曲がり具合等、グリーン上の
確認をしながら行動します。
自身の打順が来たときにはスロープレーにならないように微調整で
済むようにグリーンに上がります。
⑤パターが終わった後はなるべく次ホールへ行く近くで待ちます‼
パターが終了したら次のフォールに行く場所付近で待ちましょう。
少しでもプレー時間を短縮することを心がけましょう。
4.ゴルフコンペでのスコアカード提出に気をつけること
1)プライベートなゴルフコンペでは自分のスコアは自分で
同伴競技者の中の一人が提出用スコアカードに打数を
記入し、同伴者皆のスコアを代表して事務局に提出する
ことがあります。
この様な場合は必ず自分の記したスコアカードと提出
するスコアカードに記されているスコアの数の確認を
行うことを怠ってはいけません。
2)クラブ競技やプロの大会では同伴競技者がアテスト
大会等では同伴競技者がアテストを致して提出となりますが
これも勘違いして提出しないよう自身のスコアカードでの確認が
必要です。
プレー中では少ない数字や多い数字を申告しても、同伴競技者は
貴方のスコアを何となく数えているものです。(誤申告は誰かが
見ているものです?)
先程のT選手の心境はよく分かりませんが、プロがどうして??
と思います。
これから同伴競技者の目が鋭くなることは間違いないでしょう。
5.ゴルファーはマナー&ルールには忠実に・まとめ
人を騙せた⁉と思っても廻りは見ています。ただ、指摘するか?
見過ごすか?だけですが貴方への信頼はここで崩れてしまいました。
自身の品格を落とすことは絶対にしてはいけない事例ですが
人生、何事も、いつもフェアな精神で楽しいプレーをしながら毎日を
過ごしていきたいものです。
ゴルフ場にデビューする前には必ず「簡単なゴルフルールブック」を
購入し、何度も読むことをお奨め致します。
楽しいゴルフを行うにはルールは当然ですがマナーがとても
重んじられます。
そのためにも普段の生活のマナーを発揮しルール教本を熟読し
同伴プレイヤーと楽しくラウンドが出来ればと願っております。